『転職』航空機の整備士とグランドスタッフはブラック職種

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空に憧れる気持ちから私は空港関係の仕事に就きたいと小学生の頃から考えていました。昔は空を飛行機が飛び飛行機雲ができると「きゃっきゃ」と騒ぐ子供だったんです。

当時のことは良く覚えています。小学生くらいでしょうか、「先生どうして飛行機雲ができるの?」先生の答は「君は飛行機雲に興味を持ったんだね、その好奇心は大切だよ。自分で答を探してごらん。」

もしかしたら、ぼくが聞いた先生は国語の教師だったので、わからなかったのかもしれませんがそれからぼくの心に理系魂が芽生えました。

空への憧れを抱き続けてぼくはとうとう航空整備の道を歩むことになったのです。

理系の大学に進み、そして航空整備の道へ・・・

当時もおそらく今もでしょうが、大学を卒業してから航空整備の道を目指す人というのは余り多くありませんでした。むしろ少数派でしょう。

研究職ならかろうじていたでしょうが、私の場合はがっつり現場で整備がしたかった、航空機に触れたかったというのがあり、教授の「研究畑にいけるよ、推薦しようか?」という言葉を蹴り航空整備士になることにしました。

あの頃は夢がありました。

あまり航空業界に詳しくない人のためにご説明します。

航空業界は飛行機に搭乗する「パイロット、キャビンアテンダント」

地上、つまりは空港内で働く「グランドスタッフ、航空整備士」に分けられます。

つまりぼくは地上勤務員ということですね。

パイロット、キャビンアテンダントのように航空機に搭乗し働く人たちは良いのです。彼らはどれだけ過酷な仕事でも給料が高くなるので、搭乗手当、つまりはボーナスですね。

それに加えて、地上職の給料は非常に悪いです。いわゆるブラックですね。

航空整備士はその特殊な技術からある程度つぶしが利くのですが、グランドスタッフ職になってしまうとどうしても給料が低くなりがちです。

実はぼくは当時グランドスタッフをしている彼女がいました。

二人はいつも一緒にご飯を食べたり、デートをしたりと楽しい関係だったのですが、突然彼女が「グランドスタッフを辞めて転職したい」そう切り出しました。

どうして?空に憧れていたんじゃないの?すると彼女は「もちろんそうよ。グランドスタッフになったのもそれが理由だし、英語だってしっかり勉強したわ。でも、給料を考えてよ。こんなの転職しないと食べていけないわ。」

ぼくの仕事もかなり忙しい割には給料はさほど高くありませんでした。なにより、勤務時間が飛行機のフライトに左右されるという点がやっかいで空に憧れていたぼくでも転職を考えるほどでした。

ぼくは彼女の転職を止めることができませんでした。

だって、ぼくにはグランドスタッフとして毎日頑張る彼女の辛さが痛いほどよくわかるからです。

それからは航空整備士に対しての負の感情が沸き起こってきました。

わざわざ待遇の悪い日本のブラック航空業界にいる必要はない、海外に行こう。

そして、グランドスタッフの彼女と航空整備士のぼくはマレーシアのエアアジアに転職することになったのです。