CADインストラクターの仕事は多種多彩で想像以上に大変でした。

CADのインストラクターを5年していました。器械系CADのアプリケーションを開発・販売している会社でインストラクターという位置づけでしたがその仕事は多岐に渡るもので毎日いろんな業務を立て続けにこなしていました。
メインの仕事はCADを購入していただいた企業様に出向いてアプリケーションの使用方法や簡単な製図方法をインストラクションすることでしたが、それに付随した電話でのサポート業務、トラブルシューティングの対応なども日常的に行っていました。
それだけですとどうにかルーティン作業として回せるのですが、最も大変なのはアプリケーションソフトの新バージョンがリリースされる前後です。
中小企業でしたのでマニュアル作成やHP上でのWEBマニュアルなども自分たちで作成しなければいけないですし、バージョンアップされるソフトの動作確認や簡単な製図作業も行わなくてはいけないため、リリース前後は始発・最終電車は当たり前、土日もない状態でした。
リリースも無事終わりほっとするのもつかの間、次はリリースしたソフトを保証期間内のユーザー様にソフトを送る作業を行います。その作業ももちろん私たちインストラクターの仕事でした。
私は初めて正社員として働いた会社だったということもあり5年ほど頑張りましたが、最後のほうにはリーダーという位置づけになり、クレーム対応や他のインストメンバーのフォローなども通常業務にプラスされ体がいくつあっても足りない状態でした。
寝ていても夢で電話サポートの夢を見るし、起きていても平面図を立体化してみたりとかなり職業病がひどかったです。

最後のダメ押しで、地方のユーザー様の講習で約1ヶ月土日意外は企業様に入り長期的に講習したことでした。
平日は朝から夕方まで講習でホテル住まい、そして金曜の夜に船と新幹線を乗り継ぎ家に帰り、日曜前のりで現地に入ってホテル泊という生活でした。
嫁入り前なのにどうしてこんな生活を続けているんだろう、と夜な夜な考えそして講習が終わった1ヶ月後に会社に戻ってすぐ辞表を提出しました。

小さいソフト会社はプログラミングから商品発送、サポートまですべて自分たちでしなければいけないのでSEも寝る間を惜しんでプログラミングしないといけないため体を壊したり精神的に異常をきたしたりする社員さんも多くいらっしゃいました。
挙句の果てに売上が芳しくなければボーナスも減額されるという悪循環で長く続けられる仕事ではないと実感させられました。